外科施術/豊胸・バストライン

豊胸手術

豊胸手術は、インプラントを乳房の下に注入し、バストを自然な大きさや形に整える手術です。当クリニックでは、乳輪周囲切開または腋窩切開で、胸筋の下にバッグを注入する方法を取っています。2006年11月に、FDA(食品医薬品局)により、美容豊胸手術でのシリコンゲルバッグの注入が認められました。

インプラントのサイズと形は、患者様のご希望に合わせてお選びいただけるよう、さまざまなオプションを用意しています。また、インプラントのボリュームだけでなく、食塩水かシリコンバッグ、適度なサイズアップか目立つ大きさにしたいか、自然でやわらかい感触かハリのある胸にするか、ラウンド(お椀型)かアナトミカルなど、ご希望に合った最適なバストアップ法をお選びいただけます。

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乳房吊り上げ術(乳房固定術)と豊胸手術

バストリフト(乳房吊り上げ術)は、乳首や乳房の組織を上向きに整える施術です。傍乳輪切開、ロリポップ型切開(乳首の周りから縦に切開)、逆T字型切開(乳房下溝切開)などの方法を使います。乳房、特に乳首が垂れていると言うお悩みを持つ患者様に最適です。

乳房吊り上げ術を希望する患者様は、ふっくらと豊かな乳房を作る組織(特に乳房の上部)が十分ないというケースがほとんどです。この場合は、インプラントを挿入することで乳房全体の輪郭を整えることができます。乳房吊り上げ術と豊胸手術を組み合わせることで、1回の施術でバストラインを整え、豊かで美しい乳房を作ることができます。

乳房吊り上げ術と豊胸手術は、必ずしも同時に行う必要はありません。過去に豊胸手術を受けた患者様で、乳房の下垂が認められたため、吊り上げ術を希望するケースもあります。また、過去に乳房縮小術や乳房吊り上げ術を受けた患者様で、バストラインが下がってきた、あるいはサイズが小さいという悩みを解消するために、豊胸手術を希望するケースもあります。

乳房吊り上げ術と豊胸手術の組み合わせは、最も複雑な施術の一つです。この施術を検討する場合は、経験豊富な医師に相談してください。

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脂肪注入豊胸

脂肪注入による豊胸は可能ですか?というお問い合わせをよくいただきます。可能ですが、効果はあまり期待できませんというお答えしています。ご自身の気になる部分の脂肪を吸引し、その脂肪細胞を乳房に注入するというのは、一見合理的な方法に思われがちです。しかし、乳房に注入された脂肪は一部しか定着しませんので、施術の効果が長続きしません。つまり、何度も施術を受けなくてはならない可能性があります。また、大量の脂肪を注入すると脂肪壊死(瘢痕組織やしこり)が起こる危険性も高くなります。注入できる脂肪(通常は腹部や大腿部、腰部から吸引)の量によりますが、安全な量は100 ccから200 ccです。インプラントの量が平均して350~400 ccであることを考えるとかなり少ないため、大幅なサイズアップは期待できません。当クリニックでは、控えめなサイズアップを希望するという患者様のみに脂肪注入法をおすすめしています。また、バストの内側に脂肪を注入して胸の谷間を強調したい場合、インプラントによりできたシワを消す場合にも、脂肪注入法をおすすめします。

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