患者様用資料

手術後の注意事項:豊胸手術術

豊胸手術は、比較的早く回復できます。術後48時間は痛みを覚えますが、それ以降は、腕を動かす時以外は痛みを感じないと言う人がほとんどです。術後でも耐えられるのであれば、動いたり歩いたりしても問題ありませんが、重い扉を押す、2kg以上の重い荷物を持ち上げるなど、上腕や肩を使う動きは避けるようにしてください。約1週間で車の運転もできるようになりますが、ハンドルを切る際、胸の部分に鈍痛を感じる場合があります。通常、術後48時間でシャワーを浴びても問題ありません。その際、切開部のガーゼのみを剥がし、皮膚に貼ったステリストリップテープはそのままにしてください。バストが水に濡れても問題ありません。ステリストリップテープは、剥がれくい作りになっています。術後2週間は、切開部に貼っておいてください。

術後、バストをサポートするためにスポーツブラを着用します。シャワーを浴びる時以外は、24時間常時着用してください。手術の際に支給したサポートブラをお使いいただいても構いませんが、術後数日経過したら、お好きなスポーツブラをお選びいただけます。

マッサージ:豊胸手術後、重要なのがマッサージです。当クリニックでは、術後約1週間でマッサージを開始し、3~6か月間は続けるように指導しています。一般的には、1日に3~5回、5~10分間ずつマッサージします。術後約2週間で痛みが和らぎますので、不快感なく、積極的にマッサージできるようになります。マッサージの方法については、 こちらをご覧ください。患者様全員に同じマッサージの指示を出すわけではありません。一人ひとり注意事項や指示は異なりますので、必ずよくお読みになって実施してください。

術後1~2週間でバストの固さが取れ、徐々に柔らかくなります。術後すぐは、乳房インプラントの位置が高いと感じる場合がありますが、バストが柔らかくなると、正しい位置に下がります。このプロセスは、患者さんの肌質によって異なりますが、短い場合は4週間、長くて2~3か月かかります。術後約1か月経ったら、夜寝る時はブラを外すなど、通常の習慣を再開しても良いでしょう。また、バストに合った新しいブラを購入しても構いません。当クリニックでは、ワイヤ入りブラジャーをおすすめしています。

運動:術後約3週間程度で、状態が良ければ、ウォーキング、ジョギング、有酸素運動、サイクリング等の軽い運動を開始できます。ただし、上腕を使う運動は避けてください。特に、胸筋を収縮させる動きは避けてください。物を持ち上げる、強く押す、ウェイトトレーニング、腕立て伏せ、一部のヨガのポーズなどは注意してください。このような活動は、術後約6か月経過したら再開できます。

手術後の注意事項:ドレーン (排液) 処理

ドレーン(排液)は手術直後から1日に2回必要です。指示をきちんと守り、排液を記録する必要があります。1日に2回必ず排液し、ドレーンバッグに1/3以上排液が溜まったら、必ず捨ててください。患者様の記録として排液日誌を担当医師(キムドクター)に提出する必要があります。 こちらをクリックして、具体的な説明を読み、記録用紙をダウンロードしてください

抗菌石けんで手を良く洗ってください

ドレーンバッグの蓋を開け、排液をきれいに洗った計量カップに注ぎます。指示の通りに排液の量と時刻を記録します。排液はトイレに捨てて流してください。 バッグの中身は強く絞り出し、蓋を元に戻します。

排液量を計測したら、ドレーン管を絞ってください。小さな血の塊が排液の流れを塞ぐのを防ぐためです。

ドレーン管を絞る場合は、皮膚から出ている管の部分を片手でしっかりと押さえます。もう一方の手で、管を親指と人差し指の間に挟み、圧力をかけながらバッグに向かって絞り出してください。バッグが管から外れた場合は、接続部をアルコールで拭き、取り付け直してください。バッグをもう一度強く絞り、蓋を元に戻します。

ドレーンの挿入部分は清潔にしてください

1日1回、または指示に従って、ドレーン挿入部のまわりのガーゼを交換してください。ガーゼが液を吸っている場合は、交換する頻度を増やしてください。

ドレーン管の周りの皮膚に液漏れがないか、また赤くなっていないか(管に触れている皮膚がやや赤くなっているのは異常ではありません)確かめてください。液漏れがある場合は、バッグに向かって管を絞ってください。漏れる速度が遅くなるまで、1時間毎にこの作業を繰り返してください。ネオスポリンなどの抗生物質の軟膏をドレーン管の挿入部の周りに塗ってください。挿入部が引っ張られた状態にならないように、排液バッグは服に付着させてください。

補足指示

ドレーン管は、常に服に密着させて、切開部が引っ張られた状態にならないようにしてください。
ドレーン管を切らないでください。
管はバッグに取り付けたままにしてください。
バッグが膨らんでいない(平らな状態である)ことを常に確認してください。

次のような場合は、当クリニック Dr. Kim にお電話(310-860-9502)でご連絡ください。

ドレーン管の周りから液が大量に漏れる。
排液の量が著しく増える(通常の倍の量)。
挿入部の周囲が熱を持っている、赤みがある、圧痛が増す。
バッグが膨らんでいる、あるいは空気が入っている。
ドレーン管が抜ける。

術後の指示 腹壁形成術

術後は、起きたり、歩いたりしてもかまいません。ただし、横にならないでください。背中を立て、腰を曲げて座り、脚(膝)枕の上に乗せたままにしてください。術後数日間は、仰向けで寝るようにしてください。切開部から滲出液が染み出る場合がありますが、ほとんど一時的なもので、24時間以内にはおさまります。

術後は、下着の洗濯や下腹部を洗浄する時以外は、圧迫下着を常に着用してください。当クリニックでは、合計3か月間、圧迫下着を着用するよう指導しています(最初の6週間は日中と夜の両方、次の 6週間は日中のみ)。きつい下着を選ばないように、注意してください。サイズが小さすぎると、傷口の治癒に影響を及ぼす可能性があります。

ドレーン管は、腹部の皮膚の下に挿入します。ドレーンバッグが膨らまないように注意し、真空状態を維持する必要があります。バッグは1日に2回、または必要に応じて、栓を抜いて空の状態にしてください。栓を戻す場合は、バッグを押しつぶしてください。排液の量を測り、毎日記録してください。経過観察で来院する際、医師に排液量をご報告ください。

術後72時間でシャワーを浴びることができます。下着とガーゼの包帯を外してください。めまいが感じる場合に備え、必ず誰かに付き添ってもらってください。ドレーン管が挿入されているので、十分に注意し、シャワーは短時間で済ませてください。ドレーン管の挿入部が水に濡れても、害はありません。すべてのドレーン管を外し。傷口が完全にふさがるまで浴槽(湯船)に浸からないようにしてください。ステリストリップテープは、自然に外れますので、それまで無理にはがさないようにしてください。シャワーの後、ステリストリップテープに包帯を巻く必要はありませんが、ドレーン管挿入部にガーゼを当ててもかまいません。必ず、圧迫下着を着用してください。

身体的活動: 回復に伴って、活動のレベルを徐々に上げてください。車の運転、買い物、料理、掃除など、日常の作業を再開できるようになるまで、通常は約3週間かかります。術後約6週間で軽い運動を再開する患者様がほとんどです。約3か月経つと、完全に回復したと感じるようになります。

ブルックス(Brooks)外科センター

手術は、クリニック内の手術室であるブルックス外科センターで行われます。この施設はAAAASFによってクラスC施設として認可されています。つまり、あらゆる種類の麻酔を使うことができ、各種美容整形外科手術を安全に行えることが証明されています。麻酔は、麻酔専門医が担当し、経験と思いやりのある看護職員が皆さまのお世話をします。当クリニックは。認可を受けて17年になります。

他の州や地区から来院の場合

他の州や地区から外科手術に来院される方のために、素晴らしいプランを用意しております。付き添いがいない場合、お一人でも大丈夫です。SLSホテル・ビバリーヒルズにある回復のための静養所PEARLでは、優れた術後看護を提供しています。PEARLの看護師が、外科センターからホテルまでの移動、経過観察の来院時の交通を手配します。看護師は、24時間週7日体制で勤務しており、緊急時にはいつでもキムドクターにご連絡し、指示を仰ぎます。キムdクター自ら、PEARLに来院し、患者様の回復状態を確認します。

ご家族を伴って来院する場合は、SLSホテル、フォーシーズンズホテル、ビバリーヒルトンホテル、レルミタージュホテル等のビバリーヒルズの一流ホテルに宿泊することも可能です。回復期間中、看護師をホテルの部屋へ派遣するよう手配することもできます。